相続税とは
相続税は、親族などが亡くなったことにより
財産を先祖の代から受け継いだ場合や遺言により財産をもらった場合に発生する税金です。
亡くなった人を被相続人とよび、相続によって財産を受け継いだ人を相続人とよびます。
また、払わなければいけない理由としては、
①偶然に財産を得たという不労所得であること
②特定の人に財産が集中することを抑えること
とされています。
【相続の発生とは】
相続は、人が亡くなった時から始まります。
亡くなってから何ヶ月かたっても「財産をどのように分ける」のかについては
決めていないことは多いのですが、相続開始の時期というのは
人が亡くなったその瞬間からと決まっています。
【相続の流れ】
1.被相続人が亡くなる
市区町村長に死亡届を提出します。(7日以内)
2.遺言書があるか確認する
自筆証書遺言・秘密証書遺言の場合は家庭裁判所の検認が必要です。
遺言書がない場合は民法によって、
その範囲・相続順位・相続分が定められているので、
それに沿って分配額が決められます。
3.相続人を確定する
遺言書または、民法により相続の権利がある人を確定します。
4.相続財産を調査する
相続財産を全て挙げ、財産目録を作成します。
5.相続の手続き
財産目録にもとづき、検討・手続きを行います。(3ヶ月以内)
6.遺産分割協議をする
相続の権利がある人たちが集まり、誰にどれだけの財産を与えるかの
協議をします。
その結果を記した遺産分割協議書を作成します。
7.遺産の分配・名義変更を行う
不動産所有権移転登記や預貯金の名義変更等を行う
8.相続税の申告
納付税務署へ申告・納付する(10ヶ月以内)